19 October 2020
©(公財)大阪観光局
弊社代表江口・ベイコン昌子が、OIH (Osaka Innovation Hub)よりインタビューを受け、英国テムズバレーの企業から見た大阪の魅力や、大阪・関西と英国テムズバレー間における密接な地域連携の背景についてお話ししました。
大阪イノベーションハブ(OIH)は、2013年に大阪市が開設したイノベーション創出拠点です。大阪・関西におけるイノベーション・エコシステムの構築をミッションとし、イノベーションを起こす人材・企業を呼び込み、生み出すプログラムを提供しています。海外の先進的なスタートアップ企業やスタートアップ支援組織を招いて国際会議を行ったり、大阪・関西のスタートアップ企業の海外ワークショップを開催したりと、海外との連携も積極的に行っています。
以前関西のスタートアップエコシステムについて書いた弊社記事(英語)でも、OIHについて触れています。
英国テムズバレーはロンドン以西に広がる地域で、大阪・関西との密接な経済連携関係が続いています。
2012年、弊社は日英それぞれの「第2の経済圏」である両地域間における地域連携の強化をご提案し、それをきっかけに、産官学レベルでの情報交換や相互訪問が始まりました。
その2年後には、大阪商工会議所とテムズバレー商工会議所がMoU (Memorandum of Understanding業務提携覚書)に調印。以来深められてきた強い絆により、両地域間の連携によるビジネス機会の創出が続いています。
インタビューでは、大阪への経済交流使節団に参加したテムズバレー企業からの声を元に、ビジネスパートナーとしての大阪・関西のさまざまな魅力をお話ししました。
中でも強調したのは、両地域の親和性、食や活気といった土地そのものの魅力に加え、大阪・関西の企業や人が持つ、率直で飾らない姿勢です。記事では以下のように書いていただいています。
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経済交流使節団の参加者に大阪の魅力を伺うと、大抵次のような回答が返ってくる。
・とびっきりのおもてなし
・食べ物が美味しくて安い
・町中に人が溢れ、強い経済力を感じる
・オープンではっきりと意見を言ってくれる
おもてなしや食べ物はビジネスに直結しないように思われるかもしれないが、生活の豊かさも大切にする英国人にとっては、どこに拠点を置くかを考える際には非常に重要な判断材料だ。
また、英国人は「日本人は相手の気持ちを気遣うため本音を言わない」と理解している人が多いので、大阪の人たちがはっきりとフィードバックをくれることを新鮮に感じ、それがビジネスのやりやすさにつながっている。
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OIHのインタビュー記事全文はこちらでご覧ください。
経済交流使節団に参加し大阪・関西の魅力に直接触れた方々は、口を揃えて「日本に進出するなら自分はここにしたいなあ。」と話してくださいます。海外企業から進出先として選ばれるためには、企業の担当者個人にその土地のファンになってもらえるかどうかも、とても重要だとしみじみ感じます。
弊社ではこの関西・テムズバレー地域連携から産官学協働やビジネス機会がより多く生まれるよう、引き続きご支援を続けてまいります。特に関西地域の日本企業様には是非ともこの地域連携体制を積極的にご活用いただけたらと願っています。どうぞお気軽にこちらよりお問い合わせください。